現在、ホームヘルパーの資格を取得するためには、介護職員初任者研修という合計130時間の研修を受けなければなりません。研修の中に評価テストがあり、それをクリアすることが必要になってきます。
どこで研修を受ければ良いのかという疑問が出てくるでしょうが、自治体から指定を受けている研修指定業者が開催しています。通信講座や通学、短期コース、夜間コースなど、自分の都合に合わせて受講できます。
費用に関しては5万円台からあるので介護職員としてキャリアアップを目指したい方は持っていて損は無い資格だといえるでしょう。
研修では講義と実技講習があり、講義はテキストでの基本的な知識を、実技ではベッドメイキング、体位交換、オムツ交換、食事介助、更衣介助の技術を学びます。これらの実習、知識はあくまでも基礎です。現場に出れば利用者の方はまさに十人十色で、それに臨機応変に対応しなければなりません。
個人個人によってお手伝いすることは様々ですが、ホームヘルパーという職業は利用者さんのお宅に伺い、身の回りのお手伝いから食料の買出し、食事の支度、掃除洗濯と本当に利用者の方のすぐそばでお仕事をすることになります。そのため経験を積むことがとても重要です。
利用者の方がそれぞれ求めることをいかに敏感に感じ取れるか、声に耳を傾けられるか、向き合うことが出来るかということがキャリアアップへの近道であるともいえるでしょう。資格が取得できれば介護のプロとしてさらにお仕事に誇りが持てるはずです。